Kessansyo

決算書等作成業務について


決算書とは

決算書は税務申告に必要なだけではなく、銀行の融資審査などの審査資料としても利用される重要な書類です。

従来から、税務署からどう見えるかという視点と銀行からどう見えるかという視点を重視して決算書が取りまとめられてきたと思います。

しかし、ここ数年、決算書に対する銀行の目が急激に厳しくなってきています。

  • 融資可否の判断資料として
  • 融資条件(金額、金利、期間、保証協会要否)の判断資料として
  • 継続融資の可否判断資料として

決算書は、銀行の融資稟議において重要書類とされています。その際、銀行は決算書の内容についても入念にチェックします。
中小企業の資金調達のほとんどは銀行借入です。決算書を銀行によく理解してもらい、コミュニケーションツールとして使えるように作成する重要性が増しています。

決算業務とは

決算業務とは、当期の取引の積み重ねの結果を機械的に単純に記述するものではありません。

決算業務とは、月次決算と利益予想を実施し、数年先の中長期的な業績見込みを考慮して、今期はどのような決算としてまとめるべきなのかを検討することです。

ですから、決算書とは、中長期的な業績見込みを踏まえた今期の業績の社内外への報告書として捉える必要があります。社内外への報告書ですから、外部評価の観点、自社の財務戦略の観点からその報告たる決算業務に関してコントロールしていくべきものです。

企業の継続と成長には財務戦略が不可欠です。

  • 中長期的な戦略をどのように表現するか
  • 投資・財務戦略の見通しから今期は税金を払うタイミングなのか
  • 決算コントロールのための手段としてどのような方法を選択すべきか

これらのことを総合的に検討しながら決算は確定させていくのが理想です。

専門知識がある経理スタッフを豊富に社内に抱えていない中小企業であっても、可能な限り戦略的な決算業務を行うことで、安定的な経営を行えるようにしたいものです。

専門サポートによるメリット

私たちにお任せいただければ、それぞれの会社の成長段階を財務的視点からも評価して決算予測を行い、会社と協議して最終確定できるよう配慮します。

経営環境はますます厳しくなっており、短期的な視野の経費支出による節税対策では、経営の先行きを考えた経営・財務管理が難しくなっています。

経営の先行きを考えた税金対策も、こうした戦略の一部に含まれます。

中期的視点、銀行的視点で決算をまとめたいとのご希望がある方は、是非一度お問い合わせください。






このエントリーをはてなブックマークに追加
tsuchida-cpa.jp.